空色のキモチ
祐樹先輩の事で泣いてる凜を見るのは辛い。




でも『やめろ』とは言えない。


凜の心の隙に付け入る事も出来ない。




幸せそうに笑う凜は祐樹先輩が横にいないと見られないから…






「おいしい。あっちゃん料理上手だね。毎日でも作ってほしいな。」

俺の作った料理で喜んでくれる。


っつーか、毎日??

凜は何も考えずにすごい事言うし。。。





一人でドキドキしてた。





顔色も良くなってホッとした。




部屋に行きたがらない凜をなだめて連れて行く。





「俺がついてるから安心して寝ろよ。」




手を繋いだまま凜はすぐに眠った。

薬が効いたんだな。




ギュッと握られてる左手。


かわいい寝顔の凜にキスしたくなる・・・





自分のキスしたい気持ちを必死に抑えて部屋を出た。
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