空色のキモチ
バイトが終わって家に着く頃は10時半をまわってた。



親が出かけてる時はたまにあっち君がご飯を用意して待ってたりする。


父親は4月から単身赴任、母親は看護士で夜勤もやっていた。
一応あっち君宅に何かあったら困るのでお願いしてあるらしい。



「おかえりー。今日はカレーだよ。」


「ただいま。あっちゃんも疲れてるのに無理しなくていいよぉ…」


「ほっとくと凜は食べないだろ?」



確かにあっち君の言う通りで、あっち君の用意してくれるご飯はちゃんと食べた。


一人だったらきっと食べずに寝てただろう・・・
< 271 / 413 >

この作品をシェア

pagetop