空色のキモチ
「こういう時、何て言えばいいのかわからないけど…早く目覚めてくれるといいですね。」

私にはそう言うのが精一杯だった。




病院を出て、家までの道を並んで歩いた。




「凜ちゃんを美月の代わりにしたいわけじゃないんだ。それだけは覚えてて。」


「でも私を見ると美月さんの事を思い出して余計に辛いんじゃ…?」



「逆だよ。今まで美月の事悪い方に考えてばかりだったから…凜ちゃんとメールや電話すると気持ちが落ち着くんだ。」




何気なくしていた電話もメールも先輩には大事な事だったんだ・・・




私が支えになってる??
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