空色のキモチ
家の近所の公園。





ここに来るのも久しぶりだった。





いつも座ってたベンチに祐樹君がいた。



私に気付いて、



「久しぶりって言うのも何か変だな。元気だった?」

変わらない笑顔。



髪が伸びて髭も少し伸ばしていた。

前よりワイルドな雰囲気。



「元気だったよ。」



やっと会えて嬉しいハズなのに、心の底から喜べない。



「凜、痩せたな…。でもスゲー綺麗になった。」



私の肩に頭を寄せる祐樹君。






「めちゃめちゃ会いたかった。早く、、、ずっと一緒にいられるようになりたいよ。」




本気なの…?

祐樹君の気持ちは…
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