空色のキモチ
祐樹が加わるだけでいつもの雰囲気とは違ってた。




祐樹はプロになってまた上手くなっていた。


みんなも負けないようにと頑張る。




「こんなもんじゃすぐに抜かれるぞ!ほーら甘い!」


一人一人にアドバイスしながら練習してる。




お茶の準備をしていると…


クタクタになりながらも笑顔で走ってきた。



「喉かわいたぁ〜」




ゴクゴクと喉を鳴らしながらお茶を飲む。




「凜もちゃんとマネージャーしてんじゃん。」


頭をポンッてしてみんなの所に戻っていった。






「凜ってば幸せそー。そんな顔初めて見た。」



舞良が背中をツンツンしながら私に言う。





「だって嬉しいだもん。ずっと離れてるしさっ。」



舞良が小さい声で、

「じゃあ、伊原先輩とはちゃんとケジメつけるんだよ!」

私に釘を打つ。






「うん。ちゃんと言う。」







やっと自分の気持ちがハッキリとわかったから・・・
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