空色のキモチ
サッカー雑誌の特集記事に少し載るだけらしい。



一也先輩が緊張する私の頭を撫でた。



普段そんなふうにする人じゃなかったからびっくりした。



「そんなに緊張しなくたってすぐに終わるよ。」




「一也先輩が優しいって何か変です。」



「そうか?凜ちゃんが部活以外の俺を知らないからだよ。めちゃめちゃ優しいのにさ〜」



先輩の話し方は部活の時と全然違って、緊張もほぐれる。







実際に取材は少し話をして写真を何枚か撮っただけですぐに終わった。





先輩は他の学校の人と話してて私の方を見ていた。



視線に気付いて

「先輩何ですかぁ?」



手招きする先輩。




何だろ???
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