空色のキモチ
学校での私は常に居眠りだった。




テストも順位をがくんと落とし先生にも注意された。



少しは真面目に授業受けなきゃなぁ…




英会話を始めたおかげで英語の成績だけは良くなった。







「羽柴ぁー!英語の教科書貸して!」


宮沢とは別のクラス。




ずっと口もきかなかったのが、ある日突然普通に話し掛けられた。


あの事だけは避けて…




私自身はわだかまりはあるけど宮沢は吹っ切れた様子。



でも宮沢の事は信用してない。







一度ダメだと思ったらダメなんだ。




「他にも貸してくれる子いるでしょ!わざわざ隣の校舎まで来なくたっていーじゃん!」



「今日は当てられるんだよ。予習してないしさー。」



私は教科書に書き込むから使い易いらしい。
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