空色のキモチ
トイレで着替えて髪も元に戻した。



人からの注目を浴びるのは好きじゃないのに…



さらしものにされるのは嫌だった。



一日だけの我慢のつもりがこんなふうにされるのも嫌だった。




それ以上に、

あっち君に抱っこされると思い出してしまう…



やっと離れられたのに…





有原さんらが謝ってる。



「ごめんね。調子に乗り過ぎた。」


「凜ちゃん、本当ごめんね。」




彼女達に八つ当たりしてもしょうがない…




「ドレスを着ただけでも恥ずかしいのにさらされるのはやだよ。」
涙目の私。



「明日だけの約束だったもんね…ホントにごめんね。」






「明日は恥ずかしくてもちゃんと頑張るから…今日は帰るね。」
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