空色のキモチ

看板娘は校内で宣伝するために看板を持ってみんなでうろうろする。





サッカー部員に見つかるたびに笑われて写真撮ってた。



先輩達には愛想よく


「絶対に来て下さいね〜」



後輩達には


「来てくれなきゃキャプテンに厳しくするように言うからね〜」


ちょっぴり脅し。





宣伝の効果があったのか


ヨーヨー釣りはなかなか繁盛していた。





中庭でみんなで休憩していると、


「りっちゃーん」

志帆が私を見つけた。




「きゃー、かーわいいー!!」


私を見るなり抱きついてきた。




「さっき校門のとこに祐樹君がいたよぉ。宮沢と喋ってたしそろそろここを通るんじゃないかなぁ？」




ホントに来てくれたんだぁ。





永田さんが聞いてくる。

「えっ、祐樹君って？凜ちゃんの彼氏？」



志帆が

「そうなの！かなりのイケメンだよー」






タイミングよく祐樹が現れた。