空色のキモチ
長かった文化祭もやっと終わる。





ほんっとに疲れたー。。。




極度の緊張で疲労感も普段以上だった。




祐樹が家で待ってるから早く帰らなきゃ!





下駄箱で隣のクラスの男子に呼ばれた。
去年、同じクラスだった松田君。



「ずっと好きだった。つきあってほしいんだ。」


真っすぐな目で見てる。



「ごめんなさい。私、彼氏いるんだ。」


諦められるようにスパっと言った。

《好きになってくれてありがとう》なんて言ったらきっと引きずってしまう。




「そっか。伊原先輩とつきあってんの?」


「違う人だよ。伊原先輩は何でもないよ。」




しばらくは誤解されるのかな?





あっち君のファンに睨まれそう。
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