空色のキモチ
「あっちゃんが彼女の事で悩んでるって秀也先輩が言ってたよ。」



あっち君は苦笑いしていた。


「まぁ悩んでたけど、もう終わった事だから…。」




あっち君の表情から別れを察した…





「恋愛って難しいね。人は自分の思い通りになんかならないのに、何で好きになるんだろ…」








「そうだな。でも好きになる事で人を思いやれるんじゃないか?誰も好きになれない方が寂しい人間になるよ。」




辺りはすっかり暗くなっている。



「ヤベー戻らなきゃ!凜も!」





手を掴んで走りだした。
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