空色のキモチ
海外に行くのは結婚してからでも遅くはない。


離れてしまうより今を大事につきあいなさい。



って言われた。




会食の後、私の部屋でゆっくりと話をした。




「俺ってせっかちなのかもな。親の気持ちまでは考えてなかった。」



「親はいつまでも子供の心配はするんだよ。でも日本にいる事を決めてくれて私は嬉しいよ。」




「このまま海外に行ってもきっと挫折したかもしれない。一緒になってから海外に行く事を考えていくよ。」




優しい笑顔の祐樹に抱きついた。


ギューって祐樹の腕が私を包んでくれてる。




一番大好きな場所。





「早く一緒になりたいね」





祐樹が優しく微笑んでた。
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