空色のキモチ
「そうだな。わかってるんだけどさ、ずっとモヤモヤしてるんだよ。ちゃんと諦めたハズなんだけどな……」



私の頭をあっち君の大きな胸に寄せて顔を見せないようにした。


あっち君のドキドキが私にも伝わる。






「結婚したって私は変わらないよ?それに私にとってあっちゃんは、大事な人だよ。いつも私を元気づけてくれたし辛い時は慰めてくれた。」




顔を見上げるとあっち君の目が少しだけ潤んでいた。








表情が切なそうで胸がキュウって締めつけられる。











ぎゅーっと抱きしめられた。


「少しだけでいいからこうさせて…」





震える大きな体・・・






背中に腕をまわしてトントンした。
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