空色のキモチ
部室の方からみんなが見ていた。



冷やかしの声がする。



「みんなに見られちゃったな…。羽柴はこのまま帰るか?どうせ写真撮るだけだし。」



私に気をつかっている。



「最後くらいはちゃんと写真撮ろうよ。冷やかされたって私は大丈夫だよ。」





宮沢と部室に向かった。




ニヤニヤしながら部員が見てる。




舞良もニヤニヤ。


「何があって抱きしめられたの?」




結婚の報告と友達に戻った事を説明した。



「なぁんだ。友達同士のハグかぁ…。ここから見てるとラブシーンみたいだったよ。」






って笑って話す。




みんなで写真をたくさん撮って学校をでる。





本当に卒業したんだ…


なかなか来る事がなくなる学校をいつまでも見つめていた。
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