空色のキモチ
あれ??


今『凜』って


呼んだよね?



『かわいい』って


言ってくれた。



膨れてた顔が赤くなる。



「凜、照れてる?」

私の赤くなった頬を軽くつねる。



「急にかわいいなんて言うからー」
恥ずかしくて目も合わせらんない。



先輩はフフッて笑って

「よし!次乗りに行くぞ!」
そう言って
手を繋いで歩いた。




二人で閉園まで楽しんだ。


最後に観覧車に乗って・・・


「今日はありがとう。楽しかった。」
ってお礼した。


「俺も!」
先輩が笑顔で答える。



その笑顔に何だかキュン。


夕暮れのオレンジと少しずつ広がる夜景。



その景色を見ながら、



このまま時間が止まればいいのに・・・


そう思っていた、私。
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