空色のキモチ
秀也から聞いた伊原の話。


多分、凜への愛情の深さは俺と同じくらい……




『あの時あっちゃんがいなかったら死んでたと思う』

凜の命の恩人。




小さい頃から一緒に育ってきた二人に今さら嫉妬してもしょうがない。




小さい頃の指輪の約束事も伊原から聞いた時は快くOKした。



『私はすっかり忘れてたんだ。だからびっくりした。』

って言う、凜。




伊原の気持ちを思うとかわいそうになる。




「伊原とはずっと仲良くしていけよ。俺に遠慮しなくていいんだからさ。」


同情じゃない。
きっと凜にとって大事な人だから。





凜が俺から離れていく事は絶対にないから。。。
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