空色のキモチ
先輩が追いかけてきた。


「待てって!!」


腕を掴まれる。




「今は放っておいて。次に会う時にはちゃんと笑えるようになるから…」

先輩に涙を見られないように震える声で言った。




だけど腕を離してくれない。




「お前が泣いてるのに放っておける訳ないだろ!」


「今の私は先輩の事困らせるだけだから…離して!」

腕を振りほどきたいのに、


逆に引っ張られ。。。





先輩に抱きしめられる。





「どうして…?先輩を苦しめるだけなのに何で抱きしめるの?こんなの私も苦しくなるだけだよ。」





「わかってる。でも俺だって凜の事……」


先輩の真剣で熱い瞳…



「先輩は美月さんを好きなんだから!私の事は放って……」

言葉を遮るように



キス・・・
< 49 / 413 >

この作品をシェア

pagetop