空色のキモチ
駅ビルの馴染みの喫茶店に行った。


腹減ったけど…美月と二人でいる事に緊張してた。


俺はナポリタンとコーラを注文した。美月はコーヒーだけ。。。



「で、相談って?」


「彼氏の事で、男の意見を聞きたくて…」



えっ…彼氏??


「美月、つきあってる奴いたんだ?」



正直かなりの衝撃だった。なるべく平気な顔をしていた。


「彼氏が最近様子が怪しいんだ。電話とかメールが急に減って…会うと妙に優しくて。これって浮気してるのかな。」

美月の目は涙で潤んでいる。




彼氏の事、ホントに好きなんだな…俺が入る隙間もないくらい…



運ばれてきたナポリタンを頬張り、少しむせた。
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