空色のキモチ
「男って大体が面倒くさがりだからな…女みたく電話やメールばっかりやらねぇよ。会えば優しいなら大丈夫なんじゃない?」



率直な俺の意見。


美月の表情も戻ってくる。


「そっか。確かに面倒くさがりだよね。ありがとう。元気出た」

美月がニッコリ笑ってくれた。




それから彼氏の話を少しだけしていた。


工業高校に通う同級生。

バンドを始めたばかり。




彼氏の話をする美月は恋する瞳で、キラキラしてた。

部活では見られない女の顔。



彼氏に対しての嫉妬よりも美月が幸せそうにしてるのが嬉しかった。
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