空色のキモチ
その時、廊下に宮沢が他のクラスの子に呼び出されてた。


「悪いけど俺好きな奴いるんだ。だからゴメン。」



志帆が私の腕にしがみついた。きっと辛くて悲しいんだ…早くこの場を離れなきゃ!


部屋に戻ろうとしたら、宮沢に見つかった!


「何やってんだ?悪趣味だなぁ」


「私らの方が先だもん。せーっかく志帆とラブラブだったのに」


「えー俺もまぜてぇ!」


志帆がクスクス笑う。



「無理だから!」



「羽柴は無理でも志帆ちゃんは俺とラブラブしてくれる?」


志帆が真っ赤になって頷いた。



「えー!!私一人ぼっち?志帆の裏切り者〜」



三人で笑いながら廊下で話してた。
明日も大丈夫そうかなぁ?


あっ!先輩にメールしなきゃ。二人を廊下に残して先に部屋に戻った。
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