空色のキモチ
先輩からメールが届いてた。

文は短いけど最後にはハートマーク『』


私も手短に内容を書いて『』を送る。



昨日の事を思い出すと私は先輩の前でかなり恥ずかしい格好だったなぁ。



今考えると自分でも笑える。



志帆が戻ってきた。

「二人きりにするから超ドキドキしたよぉ」


でも笑顔だったからホッとした私。



「ゴメン。メールしなきゃならないのをすっかり忘れてて。」




「でも、ありがと。宮沢と普通に話せたよ。りっちゃんのおかげ。」



「よかったね。じゃあ明日は何かおごってもらおうかな?」


「いいよ!安いのにしてね!」

志帆も宮沢と話せて…さっきまで泣いてのが嘘みたいに元気だった。
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