空色のキモチ
宮沢が…

私を好き?


宮沢に見つめられて、目をそらせない。



ずっと仲良くしてきて好きって言われて驚いた。



だけど、私には祐樹先輩がいる。




「私、好きな人いるの。」

「知ってる。ただ、俺の気持ちを知ってほしかった。」

「うん。」



宮沢の気持ちが痛いくらいよくわかる。この前までの私の気持ちと同じで苦しい気持ち。



「好きになってくれて、ありがとう。」



「羽柴は優しいな。俺が傷つかない言葉を言ってくれる。だから好きなんだよな。」

照れながらも『好き』って言ってくれる。



「これからも今まで通り仲良くしてくれる?気まずいのはやっぱイヤだし。」


「それは俺のセリフ。仲良くしような!」



微笑んだ私に



頬へのキス。





「!!!」


「俺をフッた罰。」

アッカンベーをして
宮沢は部屋を出て行った。
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