戦場のガールズライフ~派遣社員奮闘編~
「半端ないですよ。私も一度やろうと思いましたけどね、とにかく果てしない量ですから」


「すみません。だけど、今、ここでやっておきたいんです」


「三島さん、そんなことまでしなくてもいいんだよ?」


「だけど、誰かがやらなくちゃ」


「三島さん、ちょっといい?」


イスから立ち上がり、歩き出したのでついて行く。大久保さんは階段を上がり、三階の社員食堂へと向かった。そこはお昼の時間帯以外、人がほとんどいなかった。


「座って」


4人掛けのテーブル、大久保さんの正面のイスをすすめられた。そこに腰を下ろすと大久保さんは意外な話を始めたのだ。

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