戦場のガールズライフ~派遣社員奮闘編~


テレビのニュースが落ち着きを見せ始めた頃だった。


ケータイが着信を告げた。


私は会社の駐車場で鞄の中からケータイを取り出した。開くまでもなくサブディスプレイに名前が表示されている。


胸が痛んだ。


それは、切れていた何かが繋がったからなんだろうか。


ハットリ君には、あの夜以来会っていなかったから。


「………もしもし?」


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