戦場のガールズライフ~派遣社員奮闘編~
普通、このまま甘い雰囲気でベッドだろうに何なんだ、この展開は。やっぱり現実はこんなもんか。いや、その前に土足はいかんだろう。


てゆーか、ハットリ君が年下だからこうなるんじゃないの? 大人はこうはならないんじゃないの?


だからって私にリード期待されてもお断りだよ。


私は笑い転げるハットリ君を無視して靴を脱いで、部屋に上がる。それからマフラーを取りながら、


「酒持ってこい!」


ハットリ君は目にたまった涙を指で払いながら一言。


「カワイイんだから」


今、言うタイミングか?!


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