戦場のガールズライフ~派遣社員奮闘編~
それにしても会社に電話して上司に報告、なんて手間がかからない上に、メールだけで簡単に会社を休めちゃうなんてね。ケータイって本当に便利だ。


「ハットリ君、今日の予定は?」


「咲さんと一緒にいる」


「はいはい。」


「あ~、まだ眠いや」


ハットリ君は瞼を下ろしたまま寝転んだ。その姿勢で私を呼ぶ。


「もう一回、寝よ」


私はそんなハットリ君を睨みつける。一眠りしよ、じゃなくてその言い方が気になる私。


こっちはいろいろと久しぶりすぎて結構しんどいんだよね…今もまだ体に違和感が残ったままだし。歩いたらがに股になりそう。


歳だな、私も…それからやっぱりハットリ君は若者だ。


< 232 / 368 >

この作品をシェア

pagetop