戦場のガールズライフ～派遣社員奮闘編～

大久保さんがお味噌汁をお椀によそってくれた。外山さんがお茶を配ってくれた。


私は輪の中心に座るように言われ、何だか面映ゆいぜと思いながらススメられたイスに腰かけた。


全員が着席したのを見計らい、私の隣りに座る岩原ＧＭの挨拶が始まる。


「え～、皆さん、お疲れさまです。え～、今日は三島さんの送別会をかねての昼食会でございます。本来ならちゃんと送別会を開いてあげたい所ではありますが、こういったご時世ですので、その点は皆さんもご理解いただきたいと思います。


ま、取り敢えず食いましょう！ んで、この時間を楽しみましょう！ てなわけで…」


岩原ＧＭがテーブルの一番端っこに座っている、いかにも電卓が似合いそうな黒縁眼鏡の大川君を見た。それを受けた大川君が立ち上がり、声を発する。


「それでは皆さん、手を合わせてください」


小学生かっ(笑)！


「「いただきます！」」