戦場のガールズライフ~派遣社員奮闘編~
一服し終えた岩原さんが帰って来た。私の姿を二度見して、まるでコントのような驚き方をする。
「なんでまだいんの?」
えへへ、と笑う私に代わって外山さんが事情を説明し、更に荷物持ち要員として成田さんたち三人が早く帰ること。更に更に、私がもう完全に時間内に退社できないことと、その為の措置まで岩原さんに話してくれた。
出勤時刻と退社時刻は門で従業員証を翳すことで機械に登録される。私は退社前に従業員証を返却した為、退社時間の記録が残らなかったという筋書きだ。だけど、従業員証がなければ門は開かない。というわけで、外山さんや成田さん、大人数に紛れて会社を出るという(良い子は真似しないでね)。
年下だけど姉御と呼んでもいいですか、外山さん。
「咲ちゃん、荷物はこれで全部?」
「はい。あとはロッカーにひとつありますけど…」
「んじゃ、成田さんたちこれ運んで。一階の入口に集合ね」
外山さんの指示を受け、各々荷物を持って解散していく男の人たち。
………………姉御っ!!
「なんでまだいんの?」
えへへ、と笑う私に代わって外山さんが事情を説明し、更に荷物持ち要員として成田さんたち三人が早く帰ること。更に更に、私がもう完全に時間内に退社できないことと、その為の措置まで岩原さんに話してくれた。
出勤時刻と退社時刻は門で従業員証を翳すことで機械に登録される。私は退社前に従業員証を返却した為、退社時間の記録が残らなかったという筋書きだ。だけど、従業員証がなければ門は開かない。というわけで、外山さんや成田さん、大人数に紛れて会社を出るという(良い子は真似しないでね)。
年下だけど姉御と呼んでもいいですか、外山さん。
「咲ちゃん、荷物はこれで全部?」
「はい。あとはロッカーにひとつありますけど…」
「んじゃ、成田さんたちこれ運んで。一階の入口に集合ね」
外山さんの指示を受け、各々荷物を持って解散していく男の人たち。
………………姉御っ!!