戦場のガールズライフ~派遣社員奮闘編~
それから外山さんは私を振り返り、正方形の袋を差し出した。
「はい、これ」
「…え、何ですか?」
「いいからいいから。受け取って。たぶん咲ちゃんが一番喜ぶ物には違いないから」
私が一番喜ぶ物…………?
思い当たるフシがなく首を傾げていると、難しそうな顔をした岩原さんが外山さんの隣りに並び、
「いいから開けてみ。ぜってぇ嬉しいから」
顔と発言があってませんけど…なんて突っ込みたかったけれど、時間も迫っていることだし、と私はそれを開けた。
この形は色紙だな…
でも、原価Gからはもうアルバムをもらったし…
そう思いつつ中身を取り出すと、当初の読み通り、それは色紙だった。
…………………だけど。
思わず絶句して固まってしまった私を見て、岩原さんが言った。
「……な?一番欲しかっただろ、それ」
だからね、岩原さん。顔と発言が合ってませんってば。そんなに難しい顔をして言うセリフじゃないでしょうに。
だけど、正解。ごめんなさい。
その色紙は、原価Gの人ではなく、車体部の人たちからだった。
「はい、これ」
「…え、何ですか?」
「いいからいいから。受け取って。たぶん咲ちゃんが一番喜ぶ物には違いないから」
私が一番喜ぶ物…………?
思い当たるフシがなく首を傾げていると、難しそうな顔をした岩原さんが外山さんの隣りに並び、
「いいから開けてみ。ぜってぇ嬉しいから」
顔と発言があってませんけど…なんて突っ込みたかったけれど、時間も迫っていることだし、と私はそれを開けた。
この形は色紙だな…
でも、原価Gからはもうアルバムをもらったし…
そう思いつつ中身を取り出すと、当初の読み通り、それは色紙だった。
…………………だけど。
思わず絶句して固まってしまった私を見て、岩原さんが言った。
「……な?一番欲しかっただろ、それ」
だからね、岩原さん。顔と発言が合ってませんってば。そんなに難しい顔をして言うセリフじゃないでしょうに。
だけど、正解。ごめんなさい。
その色紙は、原価Gの人ではなく、車体部の人たちからだった。