戦場のガールズライフ~派遣社員奮闘編~
完全に不意打ちだ。まさかもらえるとは思っていなかった。今日も挨拶に行った時、色紙の話なんてしなかったし、送った挨拶メールについてダメ出しされるくらいだったし、そんな素振りも見せなかったのに。
しかも、
「外山さん、これ…」
「うん。どこかで見たことあるね」
そう言って笑う外山さんは確信犯だ。知っててこの色紙を選んでくれたんだ。
私は「ありがとう」の言葉も言えないまま、黙り込んでしまう。今、私の手の中にある色紙の絵を眺めながら。
右上には微笑む太陽、そして太陽にかかる七色の虹。
“七色に輝く未来”……―
そう描かれたその色紙は、私が使っている手帳と同じ物だった。
しかも、
「外山さん、これ…」
「うん。どこかで見たことあるね」
そう言って笑う外山さんは確信犯だ。知っててこの色紙を選んでくれたんだ。
私は「ありがとう」の言葉も言えないまま、黙り込んでしまう。今、私の手の中にある色紙の絵を眺めながら。
右上には微笑む太陽、そして太陽にかかる七色の虹。
“七色に輝く未来”……―
そう描かれたその色紙は、私が使っている手帳と同じ物だった。