戦場のガールズライフ~派遣社員奮闘編~
間瀬さんは大学院まで卒業した人で相当頭がいいらしい。確かに数字に強いなぁ、とは思うけど、世の中に疎い私はちょっとわからない。なにせ、「めいだい」と言われて明治大学と名古屋大学の区別もつかないくらいだからなぁ。自慢じゃないけど。
『…で、この不明分っていうのが多いから調べるように言われてさ…』
やっぱりそこか。ふんふん、と話を聞いていた私。そこでようやく口を開く。
「それは私に言われても困ります。数字は製造部から提供された物を私がまとめて見える化してるだけなんで、私に訊くより現場の人に聞いてください」
『けど、こうして公の資料として発信してるのは三島さんでしょ? 印鑑もあるし…』
「てか、この資料は別に昨日今日載せ始めたわけじゃないんですけど…そもそもは私の前の担当者から載せてたんですけど」
ヤバイ。つい口調がつっけんどんになっちゃった。だって間瀬さん回りくどいんだもん。
『…で、この不明分っていうのが多いから調べるように言われてさ…』
やっぱりそこか。ふんふん、と話を聞いていた私。そこでようやく口を開く。
「それは私に言われても困ります。数字は製造部から提供された物を私がまとめて見える化してるだけなんで、私に訊くより現場の人に聞いてください」
『けど、こうして公の資料として発信してるのは三島さんでしょ? 印鑑もあるし…』
「てか、この資料は別に昨日今日載せ始めたわけじゃないんですけど…そもそもは私の前の担当者から載せてたんですけど」
ヤバイ。つい口調がつっけんどんになっちゃった。だって間瀬さん回りくどいんだもん。