戦場のガールズライフ~派遣社員奮闘編~
私は間瀬さんと話しながら、同時にサーバーで共有している岸谷さんの予定表も確認していた。
よし、明日のこの時間、空いてる。
「間瀬さん、実は私、今業務の引継ぎの最中なんですよ。明日、私の後任の人も連れて行きますから、今度からその人に電話してくださいね」
『えっ? 三島さん辞めちゃうの? もう3年だっけ?』
「はい。もう3年です」
『そっかそっか。じゃ、それまでに一回飲まないとね』
「早めに予定言ってくださいよ。これでも私、モテモテなんで」
『わかった、わかった』
ぐふふ、という独特の笑い声を上げて間瀬さんとの電話を終える。私より1つ年上の間瀬さん。若いのにこの変態みたいな笑い方、どうなんだろう?
振り返ると、岸谷さんが顔を上げた。今の間瀬さんとの電話の内容は彼女にも聞こえていたはずだ。事務館は静かだから、嫌でも話し声が筒抜けになる。
よし、明日のこの時間、空いてる。
「間瀬さん、実は私、今業務の引継ぎの最中なんですよ。明日、私の後任の人も連れて行きますから、今度からその人に電話してくださいね」
『えっ? 三島さん辞めちゃうの? もう3年だっけ?』
「はい。もう3年です」
『そっかそっか。じゃ、それまでに一回飲まないとね』
「早めに予定言ってくださいよ。これでも私、モテモテなんで」
『わかった、わかった』
ぐふふ、という独特の笑い声を上げて間瀬さんとの電話を終える。私より1つ年上の間瀬さん。若いのにこの変態みたいな笑い方、どうなんだろう?
振り返ると、岸谷さんが顔を上げた。今の間瀬さんとの電話の内容は彼女にも聞こえていたはずだ。事務館は静かだから、嫌でも話し声が筒抜けになる。