戦場のガールズライフ～派遣社員奮闘編～

翌日、私と岸谷さんは資料を手に間瀬さんの待つ会議室へと向かった。


「三島さん、久し振りだね」


間瀬さんか相変わらずのもっちりした白肌に、四角い眼鏡をしていた。眼鏡男子が流行ってるんだから、もっとおしゃれな眼鏡に変えればいいのに。それに前よりぽっちゃりしてるせいか、七福神の一人みたいになってる。


・・・なんて、言えないけど。


「お久し振りです、間瀬さん。こちらが私の後任の岸谷さんです」


「岸谷です」


「間瀬です。ごめんね、引継ぎで忙しいのに」


なんか二人並んでるのを比べて見ると、岸谷さんも間瀬さんもどっちも同じくらい色白だな。と、こんなくだらないこと考えてる場合じゃないか。


「では、早速仕事の話をしましょうか。間瀬さん、午前中に送った資料、目を通していただけましたか？」


私たちは入口近くの席に座り、資料を広げた。


その時だった。


「お、なんや。もう集まってんねや」


振り返るとそこには、見知らぬ男性が立っていたのだ。