戦場のガールズライフ~派遣社員奮闘編~
‡足りないチカラ
◆
私たちは毎日午後の仕事を始める前の10分間、グループで短い昼礼をする。そして週に一度、会議室で30分間のグループミーティングが行われていた。
その日もいつもと同じように会議室で岩原GMが連絡事項を伝え、グループのメンバーが自身の手帳にメモを取っていた。
「で、こっからはメモ取らなくてもいいんだけど…」
ふと、岩原GMがそう言って神妙そうな面持ちになる。その表情に誰もが神経を尖らせ、岩原GMの言葉を待った。
「三島さんのことなんだけど…」
・・・え、私? てか、私?!
私、また何かやらかしましたか??!!
絶対自分には関係ないだろうと話半分で聞こうとしていた私だったが、自分の名前が出てしまったからにはもう他人事ではなかった。焦って岩原GMを見守ると、
「俺、三島ちゃんが3月いっぱいで会社辞めるってみんなにもう伝えちゃったじゃん。あれ、…実はまだ、言っちゃダメらしんだよね」
・・・・・は、、、いぃ?!
その場にいたグループの全員が同じ言葉を心で叫んだに違いない。
私たちは毎日午後の仕事を始める前の10分間、グループで短い昼礼をする。そして週に一度、会議室で30分間のグループミーティングが行われていた。
その日もいつもと同じように会議室で岩原GMが連絡事項を伝え、グループのメンバーが自身の手帳にメモを取っていた。
「で、こっからはメモ取らなくてもいいんだけど…」
ふと、岩原GMがそう言って神妙そうな面持ちになる。その表情に誰もが神経を尖らせ、岩原GMの言葉を待った。
「三島さんのことなんだけど…」
・・・え、私? てか、私?!
私、また何かやらかしましたか??!!
絶対自分には関係ないだろうと話半分で聞こうとしていた私だったが、自分の名前が出てしまったからにはもう他人事ではなかった。焦って岩原GMを見守ると、
「俺、三島ちゃんが3月いっぱいで会社辞めるってみんなにもう伝えちゃったじゃん。あれ、…実はまだ、言っちゃダメらしんだよね」
・・・・・は、、、いぃ?!
その場にいたグループの全員が同じ言葉を心で叫んだに違いない。