玩具になりたい【BL】


「だって、こういうの好きなんでしょ?」

不思議そうに言う彼の手には蝋燭。
俺が用意したものだけど。

もちろん専用の低温の物だ。


「好きなのはお前だろ?!」

「え、だって本とか動画とか……」


「おま、え、見た?!見たの?!」

うん。と頷く彼。



「あれ全部、お前のだよ!
参考に借りちゃったんだよ!」

返すタイミング見失って借りパクしちゃってゴメンな!


でもこの様子じゃ、きっと気づいてない。


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