《続》マスカラ〜年下男子の甘い誘惑〜
薄暗い部屋の中でも蓮の真っ黒な瞳はビー玉のように輝いて、揺れた

「ありがとう」
掠れた声で囁くように言って、
私の頭を撫でた蓮に泣きそうになる

ギシッ

『蓮、大好き…』
蓮の首元に移動してギュウッと抱き着いた

そうしないと切なくて、少しのすき間も嫌で…

蓮も腰と背中に廻っている腕で抱きしめ返した
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