後悔
クラス表が大きな掲示板に貼ってある。

…………………







…………………







…………………ない。



私の友達全員の名前がない。

これだ!これが今朝の嫌気の原因だ。



私はそれからボォーっとしていた…。

そのとき後ろから声をかけられた。

「ちょっとどいてくれない…?」
あっ!!
邪魔だったかな。

私は慌ててどいた。

「あんた…名前は?」
え!まさか相当怒ってる!?正直ちょっと怖い顔だったから、ビクビクしながら答えた。
「日野 真由香…。」
完璧に声が裏返っている…。
「…」



えっ!?そっちから聞いといて無視っ!?それはいくらなんでも…
すると、
「ヨロシクっ!!」

へっ!?意味分かんない!!何!?その変化は!!

「ほらぁ~!早くっ♪握手しよぉゼ!同じクラスぢゃん?」

あ!!そう言うことか…。

とりあえず仲良く握手した。

「俺、高崎 健吾~!ヨロシクっ!!」

「よ…よろしく。」

この男…軽くない?
危険かも…。


そんなこんなで無事(じゃないかも)に入学式が終わった。
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