幼なじみからのー??
…産みたい?

何が??


「ことみ…産みたいって、あなたねぇ」


産みたいって
まさか?


「…愛華…あのね、あたしのお腹に…たくみとの赤ちゃんがいるの」

…ホント?


「ホントに?」

「うん。今三週目」

「…で?何で早く言ってくれなかったの?」



「さっきわかったの」

「どーゆ意味?」



それから、段々と話をする
ことみ。


















先月生理が、来ないから
今日、カラオケの帰りに
買ったんだって。








調べてみると




















─陽性─
だったんだって。





「…そうだったんだ…」

「うん。まだたくみには、言ってないの…」

「ことみ…お母さんは、産んでいいと思うわ…でも、あなたはまだ、高一よ?どうするき?」


「高校は、入学したから、行けるとこまで行くわ。」

「…好きにしなさい。」


「ありがとぉ。」

ことみ…ちゃんと考えてるんだね…





───────────
「おばさん。ごちそうさまでした。ぢゃぁ、ことみ…また明日ね?お邪魔しました。」


ことみの家を出て、
健太に電話をした。



“はい?”

「健太?」

“どした?”

「迎えに来てくれない?」

“…あぁ。今どこ?”

「ことみの家の近くの公園。」

“わかった。すぐ行く”
ツーツーツー


…妊娠かぁ…

…あたしは、まだヤッたことないけど…



いつかは、赤ちゃん産みたいなぁ。



「ー華ー!愛華!」
声が聞こえる方をみると
健太が走ってきた。


「健太。迎えありがとぉ」

「別に。つか、ごめんな?」

「いいよ?帰ろー」
< 60 / 106 >

この作品をシェア

pagetop