幼なじみからのー??
「今日だねぇー」
ことみは、たくみくんに妊娠してる事を告げると、たくみくんは嬉しがってくれたらしい。


「そぅだね。転入生かぁ」

「俺、嫌な予感するんだけど」
たくみくんの嫌な予感…

当たってたね…










────────────
ガラッ


担任の大和が入ってきた。


「おはようー諸君共。今日は…転入生がいる。入りたまえ」


諸君共…
入りたまえ…

あんた、何様だよ(笑)




大和の入りたまえの合図で
女の子が入ってきた。


できれば逢いたくない人物だ




「平野美嘉です。よろしくお願いします。」


平野美嘉…
アイツのお姉ちゃんだ…



そう思うと震えが止まらなかった。



それに、気づいた健太が


「大和ー愛華ちょっと気分悪そうだから、保健室連れて行くわ」

「大丈夫か?愛華?」

「───大丈夫です。」


─────────大丈夫なんかぢゃない




「にしてもビックリしたな…アイツの……亮介の姉ちゃんがいるなんて…」

亮介……


「あたしもビックリだよ…」

「愛華…大丈夫か?」


「だ…大丈夫っ」

「…泣いてんのに、大丈夫な訳ないだろ?」

と、ソッと抱きしめてくれた。

「うっ………うぅ……」
それから、あたしは
これでもかってぐらい
泣き続けた。


「もぅ大丈夫だよ…ありがとぉ健太。」

ちゅっ


「…っ!お…お前っ!」
あたしは、安心させるようにキスをした。
「エヘッ。教室戻ろ?」


「あぁ。」


あたしと健太は手を繋いだまま
教室に戻った


────────ガラッ

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