幼なじみからのー??
「今日、健太が中々家に来ないから迎えに行ったの。

そしたら、健太のお母さんが涙目で、
“行ったわ…”
って。」

あたしは、ことみに朝の事を告げた。


「そ…なんだ……」

「…やだよぉ………そんな早く行っちゃやだよぉ……けんたぁー」
「愛華…ここ教室…」
ガラッ
「おはよー」

愛しい人の声だ…

───────────────────健太だ。


「え?健太くん!?」

「なに?相沢?つか、愛華なんで泣いてんの??」

「え?今日アメリカ行ったんじゃ……」

そ…そぉだよ…
行ったんじゃ?

「あー、向こうの学校の手続きとこの学校の手続き」

「だから、朝行けなかったの?」

「あぁ。」

な…なんだっ

「うぅ…よ…よかったぁー」
あたしは、勢いよく健太に抱き着いた。
「え?ちょ…愛華さん??」

「健太…行くときは、見送りするからちゃんと日にち教えて…。」

「わかってる。」

「ちゃんと電話もメールもして。時々帰ってきて。高校いってかわいい女の子と浮気しないで。」

「約束するよ。っつうか、高校は男子校だけど?」

「男子校!?よかったぁー……ボーイズラブ?!」

「愛華ぁ?誰がボーイズラブだって?」
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