幼なじみからのー??


でも…いつかは───避けれる日々がなくなるんだね。

あたしは、その日しんどかったから、保健室で寝ていた──。


ガラッ

「ん…っ」

だ…れだろ……?


「愛華───。」
ひっ…や…だ


「り…亮介………」

「愛華…」



「…な…に?」

「…ごめん。」
へ?


「な…んで今更。」

「俺、愛華が好きだった。好きすぎて我慢できなかった。」

でも、お姉ちゃんが頼んだんぢゃ…


「お姉ちゃんに、頼まれたんぢゃ?」

「…頼まれてないよ」

お姉ちゃんを庇ってる……


「俺との赤ちゃん…流産したんだよね……?」


流産──────。

「う…ん」

「産もうとしてくれたんだね───ありがとう」


亮介…
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