愛が聞こえる






「ここっ!
この木の日陰いいんだよね〜。風もよく通るし、俺のお気に入り。」


「こんな所あったんだ…」



涼しい。そして眺めが綺麗。


校舎までの坂道の途中から脇道に入り、しばらく歩くとこの場所へ着く。



するとすぐに松本君は寝転がり、目をつぶってしまった。


私も腰をおろし、鞄から
音楽プレイヤーを出す。




もちろん、ヘビロテな"WHITE"を聞くために。

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