恋人がいっぱい【BL】
「解ったよ!」
ようやく解放され、
しかし彼ら曰く休憩中に、
研究室にいた英志たちが駆け込んできた。
この部屋に居た英志たちを見て、
若干不機嫌そうにするが、言葉の続きを早くしてほしい。
「元の1人を見つければ、元に戻れる」
物も同じく、元を見つければ1つになる。
それが弱点だそうだけれど、今は助かった。
ただし、問題がある。
「……それは、誰だ?」
100人の内の、誰?
「……俺にも判らないんだ」
気まずそうに、口々に言った。
解らない。と。