恋人がいっぱい【BL】


作った料理を、冷めないように、
彼の研究室の扉に付けられた、
特製の保管ボックスの中に仕舞う。

彼が空腹に気が付いたら、それを食べる。

そして中身が無くなれば、
アラームが鳴って俺に知らされる。

だから皿を取りに行って、
また数時間後に料理を作って持っていく。


いつも、そんな感じだ。


直接持って行って、
気づかれずにいるよりも気分的にいい

だから長らくそんな日常を続けていた。


それが今、裏目に出てしまうなんて!


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