ひとつの恋に出逢った。


「いっちー、今日男子モルテン?」

そんなことをぼーっと考えてたら志緒が話しかけてきた。

「あっ、うん。俺とりいこっか?」

ボールは倉庫にいつもしまってあるから、気づいた人が取りに行く決まり。

「いや俺もとりいくってー!」
志緒が僕の肩を押しながら

前へと進ませる。
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