嘘。からの恋!



「久しぶりね、優希君」

そこまで親しいわけじゃなさそうだけど。

「あと一人…」

「なぁ、俺もいれてぇや?」

関西弁?

「俺、若附 愁(Wakatsuki Syu-)言うねん。よろしゅうな?」

クラスにいたっけ?

「今、クラスにいたっけ思ったやろ」

図星で何も言えない。

「ひどい奴もいたもんや」

若附君は笑いながらメモに自分の名前を書いていた。

なんか大変な修学旅行になりそう……。




< 111 / 200 >

この作品をシェア

pagetop