嘘。からの恋!



考えが甘かったか。

普通に着崩した制服。

それもそれでかっこいいんだけど……。

「なに見てんねん?」

若附君が私の視線の方を見る。

魁人の隣には、私より何倍も何百倍も可愛く着物を着こなしている侑里さんがいた。

やっぱり私なんかとは不釣り合いで侑里さんといた方が魁人が映える。

「あぁ、もうせっかく旅行来て泣くなや」

泣く……?




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