嘘。からの恋!


「お、お待たせしました!」

屋上についていつものフェンスに寄りかかっている鬼柳君に駆け寄る。

「遅い」

人混みのなかかき分けてかき分けて一生懸命買ってきたのに!!

「ごめんなさい…」

私は少し肩を落とす。

「…サンキュ」

小さな声で呟いて頭にポンと手を置く。

「え?あ、うん」

私今少しキュンって…。

あ!初めてされたからだ!

そっかそっか…。




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