嘘。からの恋!



「言ったら、帰れっていうだろうが……」

「でも強がったって悪化したら大変でしょ?」

氷水に浸したタオルを額に乗せた。

「どうでもい、い……」

「どうでもよくないの!」

魁人がいないのは、寂しいけど熱なら仕方ないじゃん……。

「ゆ、きな……」

「ん?」

……ん?んん??

「いいいいいい今、雪菜って!!!」

「お前、うるせぇ……」

「ごごごごごごごめんなさい!」

自然と顔がニヤケル。



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