嘘。からの恋!



適当にって言ったからコロネと焼きそばパンとイチゴジャムパンを買ってきた。

鬼柳君が一番最初に手を付けたのは焼きそばパン。

「…おいしい?」

不味いって言われたら買い直しかな…。

「別に普通」

何を言っても何をしても無表情のまま。

「そ、そっか」

「これ」

鬼柳君はイチゴジャムパンを私に渡す。

「え?」

なんでくれたんだろ?

「俺食わない」

キョトンとしていた私の心を読んだのか呟いた。



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